secret of the created world

思考を止めない、それが創られた世界を知る第一歩

裁判

つい先日、民事法廷での争いに終止符を打った。
原告はこちら側。

裁判官は「和解」での解決を強く勧めてきた。
それが疑問だったが、どうやら裁判官は「判決」を嫌うようだ。
その理由を調べてみるといくつかあるようだったが、ああ結局そういうことなんだと自ら結論を導いた。
それゆえにより強く判決を望んだのだが、結局2年かかって和解で終了した。
いや、させたと言う方が良いかもしれない。

 

そもそも裁判という仕組みがどうして存在しているのかを冷静に考えれば、法廷で熱く弁を戦わす意味はさほど重要ではない。
それは裁判という作業を実際にこなしていく過程で確信へと変化した。

映画やTVドラマで法廷シーンは多く目にするが、あれは我々への刷り込みを目的にしているだけのもの。
実際に「正義」というものが存在していたとしても、それは大きな意味で「勝利」を手にすることはない。
つまり「逆側」が守られるのが法律であり法廷の本質だからである。

もっと言ってしまえば、それがこの世の中のルールであり仕組みでもある。
そして残念ながら我々一般庶民は、その仕組みの中に生きている。

 

不条理なことに黙っているだけでは何も変わらないという意見もある。
勿論その通りだとは思う。
そのような場合は声を上げたければ上げればいいと思う。
それは個々の自由だから。
しかし、その行動さえも仕組みの一環であることは理解しておいた方が良い。

つまり裁判制度も同様であるということだ。
なぜ正義が勝利できない仕組みが存在しているのだろうか?
裁判の本当の目的は何か?
裁判に関わる主要人物はどういう人たちなのか?
そもそも法律の成り立ちは?

まぁ諸々疑問符は尽きない。